なぜ日本語の文字は崩れるのか
画像生成AIに「東京の路地裏」を頼むと、提灯や細い路地、明かりのついた店先など、雰囲気はそれらしく出ます。ところが看板をよく見ると、日本語っぽいけれど誰にも読めない字が並んでいる。よくある失敗です。
画像のモデルは文字を「綴って」いるのではなく、形として「描いて」います。漢字は数千字あり、1 画違うだけで別の字になるので、「だいたい合っている形」はそのまま誤字になります。英語の短い単語より、日本語のほうがずっと崩れやすいのはこのためです。
EGAKU での対策
EGAKU AI では 2 段階で対処しています。
- 日本語の文字に合わせて調整したモデル。自社の画像モデル EGAKU α2 は、オープンソースのモデルを土台に、日本語の看板も含めて自分たちで調整しています。字の形が崩れにくくなっています。
- 仕上がった後の確認。看板の字を「」で書いておくと、できあがった画像の看板を 1 枚ずつ読み、違う字があれば消して正しい字に書き直します。30〜90 秒ほど余分にかかり、その間は画面に「看板の字を確かめています」と出ます。
うまく直せなかったときは、元の画像がそのまま届きます。確認のせいで絵がなくなることはありません。毎回完璧とまではいきませんが、頼んだとおりの看板になる割合は上がります。
プロンプトの書き方
- 看板の字はそのまま「」に入れる。これで EGAKU は看板に何と書くべきかを知ります。「日本語の看板があるラーメン屋」ではなく、「「らーめん」と書かれた看板のラーメン屋」と書きます。
- 1 枚の看板は短く。2〜6 文字くらいがいちばん安定します。店名、単語、短いひと言など。
- 看板は 1 枚の画像に 3 つまで。それ以上あると、確認するのは最初の 3 つだけです。
- 看板の場所も書く。「入口の上に」「赤い提灯に」「店先の黒板に」など。場所がはっきりしていると、看板もはっきり出ます。
プロンプト例
- 夜の東京の通り、入口の上に「みどり薬局」と書かれた緑の看板の小さな薬局、雨に濡れた路面に明かりが映る
- 落ち着いたカフェのカウンター、レジ横の黒板に「本日のおすすめ」、朝のやわらかい光
- 夏祭りの屋台、「祭」と書かれた赤い提灯、奥に浴衣の人たち
- レンガの壁に貼られたレトロなポスター、大きなタイトル「夏の終わり」、色あせた色合い
英語で書いても同じように動きます(例: a ramen shop with a sign that reads 「らーめん」)。日本語以外の言葉の看板も、同じように読んで直します。
使うモデルとクレジット
- 画像: EGAKU α2 は 1 枚 2 クレジットで、無料プランでも使えます。登録すると 50 クレジットが付くので、看板を何十枚か試してから決められます。
- 動画: 自社の動画モデル EGAKU β 1.5 も日本語の看板に合わせて調整しています。先に看板の字が正しい静止画を作り、それを画像から動画で動かすのがおすすめです。
それでもうまくいかないとき
- 長い文や小さな字(細かい注意書き、値段つきのメニュー全体など)はまだ苦手です。短い看板に分けるか、後からデザインツールで足してください。
- 縦書きの看板も出せますが、短い横書きのほうが安定します。
- それでも字が違うときは、文字を短くするか、もう一度生成してみてください。シードが変わるだけで直ることがよくあります。
試してみるなら、生成画面で EGAKU α2 を選び、看板の字を「」に入れてみてください。